早いもので今年も半分が過ぎ、夏が近づいてきましたね。
三和楼でも「夏季限定メニュー」をご提供していますので、ぜひご賞味ください。

「夏季限定メニュー」の中に「冬瓜(とうがん)」を使った料理が幾つかあります。
そう、冬瓜は名前に「冬」がありながら、実は6月から9月が旬の夏野菜なんです。

では、なぜ「冬瓜」という呼ばれるようになったのでしょうか?

それは...冬瓜は非常に貯蔵性が良く、夏に採れた冬瓜が冬までもつことから「冬瓜」と言われるようになった、と言われています。

冬瓜は95%が水分で、体を冷やす性質があり、夏に食べたい食材です。淡白で癖のない味は、食欲が落ちがちな夏でも美味しくいただけます。

冬瓜の他にも、「◯瓜」という野菜がありますね。「西瓜(すいか)」「南瓜(かぼちゃ)」「胡瓜(きゅうり)」など...

いずれも中国での漢字名称が日本でも使われていて、中国にどのように入ってきたか、に基づいて名付けられています。

「西瓜(すいか)」は中国の西つまりウイグルなど中央アジア方面から、「南瓜(かぼちゃ)」は南つまりベトナムなど東南アジア方面から伝播したため、と言われています。

また、「胡瓜(きゅうり)」の「胡」は方向ではなく「胡」または「胡人」と言われていたペルシア系民族や遊牧民族によって中国に伝えられたものであることから名付けられました。

これからが旬の「冬瓜」、当店「夏季限定メニュー」でぜひお楽しみください。